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【開発秘話】発売から5日間で300万食売れたマクドナルド『グラン』シリーズ

2018.07.04

■連載/ヒット商品開発秘話

 2017年4月、マクドナルドに8年ぶりのレギュラーメニュー『グラン』シリーズが誕生した。『グラン』は、本格的で肉厚なビーフとふわふわなバンズを特徴としたハンバーガーの総称。発売と同時に『グラン クラブハウス』『同 ベーコンチーズ』『同 てりやき』の3品をラインアップした。

『グラン クラブハウス』はジューシーで肉厚な100%ビーフ、グリルした2枚のスモークベーコン、ホワイトチェダーチーズ、レタス、トマトなど計8種類の具材を使用。ボリュームがあるだけでなく、それぞれの具材が持つ旨味をバランスよくまとめた。『グラン ベーコンチーズ』は肉厚な100%ビーフ、グリルしたスモークベーコン、2種類のチェダーチーズをケチャップとマスタードでまとめ、ビーフの美味しさを存分に味わえるものにした。そして『グラン てりやき』は、甘辛いてりやきソースに絡めた肉厚の100%ビーフとレタス、トマトを、ほどよい辛味のイエローマスタードソースでまとめ和風味に仕上げた。発売から5日間で300万食売れ、現在も勢いが衰えることなく売れ続けているという。

グラン クラブハウス

グラン ベーコンチーズ

グラン てりやき

■目指したのは王道中の王道を行く美味しいハンバーガー

『グラン』シリーズ開発の話が持ち上がったのは2015年のこと。日本マクドナルド マーケティング本部メニューマネジメント部 上席部長の若菜重昭氏によれば、開発のきっかけは「王道中の王道のハンバーガーをつくりたい」という想いだった。同社は現在、「お客様と心でつながるモダン・バーガー・レストラン」という企業ビジョンを掲げているが、この企業ビジョン実現に向けてメニューで何をなすべきかを考えたときに、王道中の王道を行く美味しいハンバーガーをつくることを一つの使命ととらえた。

日本マクドナルド
マーケティング本部メニューマネジメント部
上席部長
若菜重昭氏

 では、美味しいハンバーガーをどう定義したのか? この点について若菜氏は、次のような見解を示す。

「全国に2898店舗(2018年5月時点)あるマクドナルドには、様々なお客様が訪れますので、一部のグルメな人たちが『美味しい』と思うものではなく、誰が食べても美味しく感じる味のつくり方をしなければいけないと思っています。レギュラーメニューは期間限定メニューと違い、最初に食べたときのインパクトはもちろんのこと、何度も食べたいと思わせる味づくりが不可欠です。それに、『美味しそう』に見えることも重要で、パティとバンズはもちろん、ベーコン、レタス、トマト、オニオン、チーズといった、誰もが美味しそうと想像しやすいハンバーガーにとって王道の食材を使うことにこだわることもポイントです」

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