13番以降は、海やコテージを眺めながらのホールや前方が大きく開けているホールもあり、ドライバーを気持ちよく振ることができる。まさにリゾートゴルフらしいゴルフ場といっていいだろう。
グリーンは根が横に伸びる「チャンピオンドワーフ」と呼ばれる芝生を採用していることもあり、天候にもよるが球足が速いことが多い。芝目を読むのも慣れるまでは少し時間が要るだろう。とにかく、池が多く、OBのリスクもあるので、ボールは多めに用意した方がいいというのが実際にプレイした感想だ。
INコースには池が多いが、前方が開けているホールもあるので、気持ち良くショットができる。12番のショートホールが日本最南端のティーグランドになっている
朝8時過ぎにスタートすれば、午後1時前後にはホールアウトするだろう。ラウンド後はロッカールーム内にあるシャワーで汗を流してからレストランでランチを楽しめる。沖縄ソバなどの地元ならではの料理に加え、カレーなどの定番メニューもある。そして石垣島へ戻る船に合わせてクラブバスが出発するので、船の時間に合わせてレストランでゆっくり過ごすといいだろう。
1ラウンドのプレー後にランチをしてから石垣島に戻るのが楽。午後スタートなら先にランチすることもできる
気になるプレイ料金は、ビジター利用の場合(4月~9月)は1ラウンド平日1万6620円、土日祝は1万9860円となる。系列の「ホテルアマランダ小浜島」や「ホテルニラカナイ小浜島」に宿泊する場合は割引料金でプレイできる。また、ハーフラウンドの場合は平日8790円、土日祝は1万410円となる。キャディさんとのラウンドはなく、全て電動カート付きのセルフプレイとなる。
ゴルフクラブやシューズのレンタルも用意されているが、飛行機に積んで自分のゴルフクラブを持参したり、宅配便で小浜島へ送ることもできる。ただ注意が必要なのは日数がかかることであり、関東からは4日間要することから、遅くてもプレイする日の5日前までに送る必要がある。ゴルフクラブを送る場合の料金はヤマト運輸の場合、関東からは片道3542円、往復宅急便利用で6884円となる。
ぜひ一度、日本最南端&最西端のゴルフ場でプレイしてみてはいかがだろうか。
取材・文/鳥海高太朗
航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師、ANA「What’s up? ANA」社外編集者