数ある日本全国のゴルフ場の中で、日本最南端と日本最西端のゴルフ場がどこかご存じだろうか? そのゴルフ場とは、石垣島から船で30分の小浜島にある「小浜島カントリークラブ」である。アウト36、イン36のパー72(6590ヤード)となっており、高低差はあまり多くないが、戦略的なコースになっており、バンカーや池も多く、初めてのラウンドでは思わぬ落とし穴も多いが、風を浴びながら楽しいラウンドができるゴルフ場となっている。
小浜島を「NHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』の舞台だよ」と言えば、思い出す方もあるだろう。そんな小浜島には「はいむるぶし」「ホテルアラマンダ小浜島」「ホテルニナカナイ小浜島」といったリゾートホテルが数多く、家族連れでも楽しめる島としても人気がある。
飛行機の玄関口となるのは新石垣空港で、羽田からはANAとJTA(日本トランスオーシャン航空)が各2往復ずつの直行便を運航しているほか、7月1日からは成田からLCC(格安航空会社)のバニラエアも就航する。加えて、関西空港・中部空港(セントレア)・福岡空港から新石垣空港への直行便も運航しているほか、那覇乗り換えで新石垣空港に入ることもできる。
そして空港からバスで約30分の距離にある石垣港離島ターミナルへ移動し、船に揺られること約25分で小浜島へ到着する。到着日にプレーせず、石垣島で1泊してから翌朝に小浜島へ向かう人も多い。事前にゴルフ場へ連絡をしておけば、船の到着に合わせてクラブバスが迎えに来てくれる。約10分で小浜島カントリークラブに到着するので便利だ。
石垣港から船で約25分で行ける。石垣港離島ターミナルは空港からバスが出ている
ロッカールームで着替えたら、いよいよスタートだ。コース途中には自動販売機も含めて売店がないので、スタート前に飲み物を用意しておくといいだろう。給水機が電動カートに積んではいるものの、特に暑い日は用意しておくと安心だ。北海道や沖縄のゴルフ場は基本的に、9ホール終了後の休憩を取らず18ホールをスループレイするので、夏の期間中(4月~9月まで)は朝7時46分~13時30分の間にスタートすれば18ホールのラウンドを1日で終えられる。なので、羽田空港から早朝便を使っても、その日中に18ホールプレイも可能だ。また9ホールのハーフラウンドであれば、スタートは16時まで可能。到着した日はハーフランドして、本番は翌日にする、そんなプレイ方法もありだろう。
受付前で飲み物も買える。水は150円、スポーツドリンクなどは216円とリーズナブル。基本的に電動カートでのプレイとなる