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密かなブーム!行けば一生忘れられない「ひなびた温泉」5選

2018.05.27

■「ひなびた温泉」ならではの魅力とは?

「いかにも田舎めいた感じがする」という語義をもつ「ひなびた」。ネガティブな印象が大きいため、観光情報誌でこの言葉が使われることはまずない。ましてや、「ひなびた温泉」なんて書かれた日には、行く気も失せようというもの。

 ところが、「ひなびた温泉」がもつ独特の魅力にひきこまれ、ついには「ゴージャスな湯船、最高級のおもてなし、贅をつくしたご馳走……いっさい興味なし」の境地に達した方々がいる。ウェブマガジン『ひなびた温泉研究所』(ひな研)の「ショチョー」の岩本薫さんと「副ショチョー」の上永哲矢さんのお二方だ。

 根っからの温泉好きである岩本さんと上永さんは、温泉めぐりをするうち、いつしか「身も心もひなびた温泉しか愛せない」ようになったという。せわしない現代社会の時間軸とは隔絶した、ゆるくおおらかで歴史が降り積もっているような空間を五感で体感できるのが、リゾート温泉にはない魅力なのだそうな。そんな「ひなびた温泉」愛が高まって、2017年9月には著書『しみじみシビレる! 名湯50泉 ひなびた温泉パラダイス』(山と溪谷社)まで刊行するほか、テレビ番組にも出演してその素晴らしさを語っている。

 そんな草の根活動が功を奏し、近い将来「ひなびた温泉」ブームが起きるかもしれない……が、それはさておき今回は、岩本さんに、インパクトが大きくて一度行けば一生忘れられない「ひなびた温泉」を5か所教えていただいた。

■老松温泉喜楽旅館

「ここは温泉マニアには有名な名湯なんだけれど、観光パンフレットや旅行情報誌なんかにはまず載らない温泉です。だってご覧のとおり廃墟にしか見えない。ここで日帰り入浴を受付ているなんて、普通の人なら誰も思わないでしょ?

 でもその湯は極上湯だったりするんです。館内もボロボロだけれども、でも浴室だけはちゃんと手入れされていて、強い酸性の湯が多い那須湯本温泉では珍しい弱アルカリ性のお肌にやさしい湯。あの廃墟にしか思えない建物の中にこんないい湯があるなんて! と、そんなギャップがたまらない温泉なんですね」

【基本情報】
住所:栃木県那須郡那須町大字湯本181
電話:0287-76-2235
営業時間:8:00~20:00
交通アクセス:那須塩原駅にてバス那須線乗車、仲町バス停下車徒歩9分

■恐山温泉

「『恐山? イタコの口寄せなら知っているけれど温泉があるの!?』というのが、普通の反応だと思います。ところがどっこい、あるんですね、しかもここもまた極上湯。まぁ、恐山は火山地帯なので濃厚な温泉が湧く条件は揃っている。で、ここの温泉は、神社なんかの手水舎みたいにお参りに来る人たちが身体を清めるためにあるんです。だから、なんと無料で開放されているんですね。

 ここは長湯したら確実に湯あたりする強力な湯。でも、数分浸かるだけで、ああ身体に効くなぁ~という感じになるのでご安心を。湯上りはぜひ賽の河原を散歩しましょう。この世とは思えない極楽気分になれますから」

【基本情報】
住所:青森県むつ市田名部宇曾利山
電話:0175-22-3825(恐山寺務所)
営業時間:6:00~18:00(5月~10月のみ入浴可)
交通アクセス:下北駅からバス恐山線乗車、終点の恐山バス停下車

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