XC40のそんなユーティリティに満ちたラゲッジルームに、さらなる使い勝手の良さを発見してしまった。それはフロアボードの工夫で、奥側に薄く畳んで壁のように立てることができ、後席背後にラゲッジフロアを前後に二分する独立したラゲッジスペースが出現。そこは愛犬専用席にもなりうるから便利。ちなみにパーセルトレーは隠し収納として使えるフロア下にすっぽり、すっきり入るのだからよく考えられている。
そんなボルボ最新傑作と言えるXC40は、XC60では大きすぎると感じていた、世界最高水準の先進安全運転支援装備・機能にも期待する、ボルボのクロスオーバーSUVファンにはもちろん、比較的手ごろな価格、サイズの輸入コンパクトクロスオーバーモデルを探していた輸入/国産ユーザーの乗り換えにもぴったりの最善の1台となりうるだろう。ボク自身もマジに欲しいと思っている。
なお、XC40の“感動に値する”試乗インプレッションはあらためてお届けしたい。
※写真のXC40 T5 AWD R-Design 1st Editionはすでに完売しています。
ボルボXC40
https://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/xc40
文/青山尚暉
モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自動車専門誌の編集を経て、現在、モータージャーナリスト、愛犬との快適安心なカーライフを提案するドッグライフプロデューサーのふたつの肩書を持つ。小学館PETomorrowでも「わんこと行くクルマ旅」を連載中。最新刊に「愛犬と乗るクルマ」がある。