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青もみじがあふれる春の嵯峨野・嵐山の歩き方

2018.05.13

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

 青もみじのライトアップに続き、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」の企画、「青もみじ御朱印めぐり」(9月30日帰着まで)の旅を紹介する。

 参加者特典の京阪電車・叡山電車1dayチケット(特別版)と京都地下鉄・嵐電1dayチケットを活用した御朱印めぐりは女性に人気のプラン。特典の1dayチケットを使えば、乗り降り自由で京都市内の社寺を効率よく、お得にめぐることができる。

 御朱印めぐりの旅なら、ツアー参加者限定の「特別御朱印」は全10社寺をぜひともいただきたい。対象は貴船神社、神護寺、北野天満宮、下鴨神社、河合神社、常寂光寺、宝厳院、曼珠院門跡、東寺、東福寺。2社寺は特典の授与券で、3か所目以降はチケット台紙を提示すれば1か所につき300円で特別御朱印の授与が受けられる。

 プレス向けツアーでは嵯峨野・嵐山の宝厳院と常寂光寺で特別御朱印をいただき、昼食の平野屋から歩いて嵯峨野・嵐山を散策。その様子をレポートする。

◆宝厳院

 臨済宗の14本山のうち7つが京都にあるが、大亀山宝厳院は臨済宗大本山天龍寺の塔頭寺院(寺院内にある個別の寺院)。室町幕府の細川頼之の財で建てられ、創建当時は上京区にあったが応仁の乱など数度の焼失があり、昭和になり現在地へと移った。

 もみじと苔が中心の嵐山を借景とした回遊式の庭園で、室町時代にこの地にあった妙智院の禅僧、策彦周良禅師によって作庭されたといわれる。江戸時代の京都のガイドブック「都林泉名勝図会」にも妙智院として掲載された名園だ。

 北側を中心に大きな岩が6つほどあるが、中でも一番有名な岩が獅子岩で「獅子吼の庭」と呼ばれている。

「獅子吼とは釈迦の説法を意味し、庭園を散策して鳥の鳴き声や風が通り過ぎる音、水の流れる音を聴くことで人生の真理を悟る“無言の説法”ということから名付けられた。今も鳥のさえずりが聴こえているが、山が近いため自然が豊かで、都の喧騒から離れた静かな庭で心が癒される空間」(副住職 田原 英彦さん)

 今年の新緑は10日ほど早く、庭の春の花々も一斉に咲いており5月は特に楽しめる時季とのこと。表参道、五百羅漢の森も含め300本前後あるもみじの新緑が目にまぶしい。まるで緑のじゅうたんのような苔も見ごたえがあり、もみじが覆うことで苔が育ちやすい環境にあるという。春から夏は青もみじと苔に覆われた緑の世界、秋になると紅葉と緑の苔の美しいコントラストが楽しめる。

 通常は非公開だが、初と秋の特区別公開時の期間中は拝観ができる。2018年の春の特別公開は6月30日まで。特別御朱印の「念彼観音力」とは、観音様の力を念ずればすべてが救われるという意味で、獅子吼の庭をあしらった紙が使われている。

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