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入社3年目社員の本音「会議で何を話しているのかわからない…」LINE堤奈々絵さん

2018.05.05

■顔を合わせてコミュニケーションする重要性

 これもコミュニケーションの大切さを思い知らされた出来事で。私が入社した1年目の暮れに、渋谷のヒカリエのカフェコーナーを借り切り、LINE LIVE OF THE YEARというイベントが開催されときのことです。私は企画のスタッフとして、イベントの告示等のためのウェブサイト制作の進行を担当していたんです。

 ウェブサイトのデザインを担当するチームは韓国と日本にあって、この時は韓国のチームが担いました。デザイナーの提案は「イベントのウェブサイトはシンプルなデザインのほうがいい」と。でも、私は「ゴチャゴチャしているように見えても、派手なものにしたい」と、オファーを出す。LINEやメールやチャットや、テキストベースでやり取りをしていたのですが、デザイナーと私の溝は深まるばかり。納期が迫っていて、企画側からの一方的な要望を押し付けるような形となってしまった。

 どうもしっくりいかない、デザイナー側の“やらされている”というニュアンスが伝わってくる。この現状を変えていい仕事をしてもらうためには、直接話をしないとダメだと私は思って、緊急のテレビ会議を呼びかけたんです。流暢とまではいかない韓国語を駆使して、LINE LIVEのコンセプトを説明すると、韓国側のデザイナーは、実はターゲットが10代という背景を知らなかったと。

「1年の締めくくりのイベントなので、目立つものにしたい。10代の子たちが、シェアしやすいような写真を多めに使ったウェブサイトにしたいんです」そんな私の話に、

「チャルイヘヘッスムニダ(よく理解できました)」と、すんなり問題は解決しました。

 LINEのメッセージのアプリの便利さは、説明するまでもありません。でも、相手の目を見て直接話をする、それが勝るコミュニケーションはないのではないかと、あらためて実感した出来事でした。

 私の仕事はユーザーの声を吸い上げて、企画に反映することです。私が気になっていたユーサーの声、それは「自分の顔をよく見せる機能がほしい」「顔を可愛くしたい」という言葉でした。そこで――

 コミュニケーションの大切さ学習した彼女は、デザイナーや開発チームと一緒になって、LINE LIVEのアプリ全体のコンセプトが、激変するような一大機能を開発していくのだが、それは後編で。

取材・文/根岸康雄
http://根岸康雄.yokohama

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