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実は希少な奇跡の湯!温泉通が薦める「ぶくぶく自噴泉」5選

2018.05.04

■「ぶくぶく自噴泉」は全国でも希少な「奇跡の湯」

「自噴泉」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

 これは、「地面から自然に湧き出てくる温泉」のことで、北海道の鹿部温泉に見られるような、勢いよく湯を噴き上げる間欠泉も、自噴泉の1種である。

 自噴泉の中でも、湯船の底から常時湯が湧出しているものを「ぶくぶく自噴泉」と名付け、こうした温泉を巡って1冊の書籍『ぶくぶく自噴泉めぐり』(山と溪谷社、2013年刊、改訂版2017年刊)にまとめたのが、温泉通として知られる篠遠泉さん、長岡努さん、永瀬美佳さんのお三方だ。

 著者の一人である篠遠さんによれば、ぶくぶく自噴泉の条件は「湧出量、湯温がちょうどよく、足下で湧き出している」というもの。熱湯だったら、とても入浴することはできないし、湧出量に対して湯船が大きすぎれば、湯温は低すぎてしまう。また、高度成長期に多くの温泉宿が大型化し、浴槽を大きくする必要に迫られ、少なからぬぶくぶく自噴泉が取り壊された。そのため、現在あるぶくぶく自噴泉は全国で70か所前後。つまり、ぶくぶく自噴泉とは、湯守たちが時代を超えて今に伝えた「奇跡の湯」といえる。

 このようなレア感のあるぶくぶく自噴泉のうち、特におすすめの所を篠遠さんに紹介していただいた。

■然別峡 かんの温泉

篠遠さん:『イコロ・ボッカ』(アイヌの言葉で「宝物が湧き上がる」という意味)と名付けられた半露天の湯は、その言葉どおり、温泉が湯底から湧き上がります。

 北海道の大自然の中にある一軒宿だけに、耳を澄ませば野鳥のさえずりや、風を受けた木の葉の音が聞こえてきます。加えて『イコロ・ボッカ』の湯では温泉の音がします。湯底の岩の間から大きな泡を伴って湧く湯、数分おきに連なった小さな泡と一緒に湧く湯。これらの泡がはじける音が「ポコリ、ポコリ」、「プクプクプク」……。

 開湯は明治45年。北海道のほぼ中央に位置する「音の湯」です。

【然別峡 かんの温泉 基本データ】
住所:北海道河東郡鹿追町字然別国有林145林班
交通アクセス:道東自動車道芽室ICより約60分
TEL:050-5319-6223
宿泊:1万950円~ 入浴:650円(12時~20時)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 源泉温度:56.4度 pH値:7.8
公式サイト:http://www.kanno-onsen.com

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