■1日に財布を開く回数は3回まで
つぼゆりさんは月初のお金を下ろしに、コンビニのATMを使う。さっそく、横山先生の厳しいツッコミが……
横山先生からのアドバイス:「1日に3回以上財布を開いているなら、財布のひもを固くする必要があると言えるでしょう。財布を開く回数が多いということは、それだけ衝動的、場当たり的にお金を使っていることを意味します。まずは1か月に自分が使っていい金額を知ること。
そして、目安は<消費:浪費:投資=70:5:25>。手取りが25万円なら、浪費していいのは1万2500円まで。それでやりくりすると決めたら、同様に1日に決めた金額だけを使う習慣をつけましょう」
■お金を使わない日を作る
横山先生に、「今月はお金を使わない日を3日作ってみてください」という新たなミッションを与えられたつぼゆりさん。しかし、冷蔵庫にヨーグルトしかない、オタク友だちから食事に誘われるなど、次々とお金を使う事態が発生。のっけからくじけそうになる……
横山先生からのアドバイス:「お金を使わない日を作る」のは、自分の意思でお金をコントロールできるようになるための訓練です。
例えば、午後の約束が予定より早く済んでしまい、次の予定まで1時間―さて、あなたはどうするでしょう?
「お金を使わない」と決めてさえいれば、カフェに入るといった選択肢はまず打ち消されます。そして初めて真剣に考えられるのです。「どうしてお金を使わないで済むだろう」と。書店に入って気になる本をチェックするのもよいでしょうし、運動不足解消を兼ねて少し散歩してみるのもよいでしょう」