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入社4年目社員の本音「総務省から内定をもらったけど、ちょっと待てよと…」メトロール菊地勝史さん

2018.04.24

■世界に出て初体験した“シリアス”な洗礼

 初めての海外出張は、メキシコで開かれた展示会でした。それから間もなくインド担当になると、すぐに“洗礼”が待っていた。

 デリーから飛行機で3時間ほど離れた南インドのチェンナイという街に営業に行った時のことです。インド人の代理店の人と一緒に、食堂に入って食べたヨーグルトがいけなかった。そこまでも腹痛は何回か経験しましたが、あそこまでひどいのは初めてでした。

 猛烈な下痢に熱が出て悪寒がして、夜中に病院に駆け込んだんですが、医者は「ユー・アー・ベリー・シリアス……」と。白血球の数が増えていて、入院を勧められました。でも、翌日には帰国しなければならなかったし、営業の話もまとまっていない。この時の営業も僕一人ですから、ここで入院なんかしてられません。点滴を2本射ってもらい、薬を飲んだら良くなったので翌日、相手の事務所を訪ね商談をして無事帰国しました。

 2年間のインド担当を経て、ASEAN(東南アジア諸国連合)の中で、インドネシアとマレーシアの担当になったのは昨年の春でした。それからは毎月2〜3回、計1〜2週間出張するようになりました。もちろん一人で。会社からクレジットカードを渡され、リーズナブルな航空券の手配から、現地のビジネスホテルの予約もすべて自分でやっています。

 現地で開催される工作機械の展示会は重要です。展示会に出店し、情報を得て営業を仕掛けていきます。2014年にインドネシアのジャカルタで開かれた展示会では、引き合いがほとんどなかったと言いますが、昨年12月の展示会では4日間で40件ほどの引き合いがありました。東南アジアも人件費の高騰で、オートメーションを導入しようという流れが加速している。うちにとってはビジネスチャンスです。

 20代半ばで単身、旅行バッグ一つ持って東南アジアに乗り込み、クセのある商売人に汗をかきながらセールスを仕掛ける、そんな菊地さんの体験談は後半で。

取材・文/根岸康雄
http://根岸康雄.yokohama

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