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営業マンの皆さん、こんな名刺はいかが?絶対に名前を覚えてもらえる『プラモデル名刺』

2018.04.08

■『プラモデル名刺』を企画・開発する、共栄金型の工場に潜入!

千葉県野田市にある共栄金型は、プラスチック製品やアルミ・亜鉛製品の金型の製作・金型の補修・修理などを行っている会社。今回、金型工場にお邪魔して、見学させていただきました!

共栄金型さんの扉を開けると……目の前に広がる金属加工の器械の数々! 金属の切削音が響く工場、使い込まれた道具たち。普段はなかなか見ることができない、職人さんの世界です。

共栄金型のプラモデル名刺の企画・開発者、長尾健司さんにプラモデル名刺を作るきっかけや開発秘話などのお話をお伺いしました。

オオゴシ:『プラモデル名刺』を作ろうと思ったきっかけは?

長尾:金型を彫る技術「ものづくりの技術」を活かして、自社製品を開発することができないか?と考えたのがきっかけです。ちょうどその頃、異業種交流会などでいろいろな方とお話をする機会が増え、「金型を作る仕事をしています」とお話しても、なかなか伝わらないことに気が付いたんです。そこで、金型のことをわかりやすく伝えるために、金型を利用した『プラモデル名刺』を作ってみてはどうだろう?と思いつきました。

オオゴシ:「金型を使って作られる、プラモデルの世界」では、「金型」の存在を知っている人が多いですが、金型を知らない人に説明するとなると、どう説明したらわかりやすいのか、考えてしまいますよね。

長尾:そうですね。よく「たい焼きの型」などに例えてお話することはあります。たい焼きは金属の型に生地を流して焼きますが、わたしどもは樹脂や金属を型に流して成形するための「型」を作っているんです、と。その説明の際にも何か金型で作ったものをお見せしてお話するほうが相手により分かりやすくお伝えできると感じ、名刺にしてみてはどうだろう?というアイデアが浮かびました。

オオゴシ:プラモデル名刺の開発期間はどれくらいでしたか?

長尾:プラモデル名刺の構想を思いついてからは早かったですね。試作品が形になるま、数日しかかかりませんでした。

オオゴシ:数日!? 早いですね!! 試作品を作るうえで大変だったことはありますか?

長尾:一番悩んだのはデザインです。それまでは、クライアント様の希望のデザインや要望があって、それに沿って金型を製作していました。しかし、『プラモデル名刺』はデザインをゼロから考える作業です。それを考えるのが一番時間がかかりました。

長尾:写真の赤い〇で囲んである部分は、「ゲート」と呼ばれる樹脂の通り道なのですが、本来パーツを成形するためのゲートは、実はこんなにたくさん必要ありません。名刺にするにあたって、持ち運びの最中にパーツが折れたり外れたりしないよう、補強のためにあえて数を多く作っているんです。

オオゴシ:へえ~! 確かに、名前や電話番号などが書いてあるパーツがポロポロとれてしまっては、名刺として使いにくいですもんね。ゲートを増やすことで、より「プラモデル感」も増していますね! 使いやすさへの配慮や、デザインへのこだわりを感じます。

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