・サービスの違いは?
【ポイント制度】
dカーシェア:dポイント 100円の利用ごとに1ポイント
タイムズ:タイムズポイント 100円の利用ごとに1ポイント
どちらも利用料金に応じて、ポイントが貯まる制度を導入している。dカーシェアは、利用料金100円ごとにdポイントが1ポイント貯まる。
タイムズも同様に、100円の利用ごとに独自のポイント「タイムズポイント」が1ポイント付与される。貯まったポイントは、カーシェアリング利用チケットとの交換や駐車場料金の支払い、マイルや商品券などへの交換が可能だ。
ポイントの還元率は同じく1%と、差はない。しかしdポイントは、全国の加盟店で使うことができる点を考えると、ポイントの汎用性はdポイントが優れていると言えるだろう。
【ステーション数】
dカーシェア:およそ1,600箇所
タイムズ:およそ8,000箇所(2016年5月末時点)
2018年3月時点では、ステーション数はタイムズに軍配が上がる。今後、dカーシェアが他のカーシェア会社と提携によって、利用できるステーションが増える可能性もあるだろう。また、マイカーシェアを利用し個人オーナーから車を借りれば、ステーションが少ないというデメリットを解消できるかもしれない。
「家の近く、便利な場所にステーションがある方がいい」「毎月一定時間以上、車を利用したい」という場合、ステーション数が多く毎月の無料利用分がある、タイムズカープラスが選択肢になる。
一方、「毎月は利用しないので、ランニングコストは抑えたい」「旅行などで長時間・長時間の利用もしたい」という方には、維持費がかからず、長時間パック料金・距離料金の安いdカーシェアをおすすめしたい。
まずは、どちらのステーションが自宅の近くにあるかを確認してほしい。「近くにステーションがある」「利用頻度が未定、もしくは少ない」のであれば、維持費のかからないdカーシェアに登録を行っておくのもいいだろう。
取材・文/久我裕紀