春の行楽シーズンを前に、カーシェアリングの利用を検討している方も多いのではないだろうか。
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の調査によると、2017年のカーシェアリング登録者数は108万5,922人。カーシェアの利用者は増加傾向にある。
カーシェアリングの魅力は、車を購入し保有するよりも維持費を抑えながら、手軽に車を利用できる点だ。近場への買い物や短い時間のドライブなど、便利さを感じるシーンは多い。カーシェアは、専用のアプリ・WEB上から、思い立った時に24時間車を予約・利用することができる。ガソリン代はかからず、保険に加入する必要もない。
2017年11月、通信会社大手のドコモがカーシェア事業に参入した。入会金・月額を無料としたことで、これまでのカーシェアの常識を覆し話題となった。本記事では、dカーシェアとカーシェア大手タイムズカープラスの特徴を紹介し、利用時のコストやサービスなどを比較した。
1.dカーシェアの特徴
dカーシェアは、「カーシェア」「マイカーシェア」「レンタカー」の3つのサービスから成っている。
カーシェアは、大手「オリックスカーシェア」と提携。オリックスカーシェアのステーションの車を利用することができる。ただし、プランはオリックスカーシェアとは異なり、dカーシェア独自のプランを提供している。
マイカーシェアは、個人が車を貸すことができるシステム。使用していない車をオーナーとして、第三者に貸し出すことができる。利用者側は、オリックスカーシェアの車に加え、個人オーナー所有の車も利用することが可能だ。
さらに、長時間の利用を前提としたレンタカーサービスも用意されている。dカーシェアを利用するために、docomoの携帯端末と契約する必要はない。
2.タイムズカープラスの特徴(メリットなど)
タイムズカープラスは、全国で駐車場の運営を行うタイムズ24株式会社が提供するカーシェアリング。日本のカーシェアにおける先駆け的存在だ。
タイムズカープラスの最大の魅力は、圧倒的なステーション数。全国に駐車場を展開する同社の利を活かし、利便性の高い場所にステーションが設置されている。
登録を行っておけばWEB・アプリから3分前まで予約が可能。好きな車種を選ぶこともできる。法人向けのプランも用意されており、コストを抑えたい企業からも注目を集めている。