2018年3月17日、小田急電鉄では東北沢〜和泉多摩川間の複々線化工事が完成するのに伴い大規模なダイヤ改正を実施! 各駅停車の列車と急行などの優等列車が別々の線路を走ることで、速達化と混雑の改善が期待されている。そのほか、新型ロマンスカーGSE 70000型がデビューし、新しい小田急電鉄の幕がまもなく開く。
新型ロマンスカーGSEは昨年12月に報道陣に公開され、その後小田急線内で各種の試験や乗務員の訓練のため試運転を実施。日中の時間帯に行われたので、その姿を見た方もきっと多いはず! 今回はいよいよデビューするロマンスカーGSEの魅力を実際に試乗した感想とともにご紹介しよう!
報道陣向けに行われた試乗会は喜多見駅のそばにある喜多見検車区からスタートし、唐木田駅先の唐木田車庫で折り返し、梅ケ丘駅までというスペシャルなコース。昨年12月の報道公開では一部の車内しか公開されず、また、GSE最大の魅力である展望席も停車状態での公開だったが、この日は実際に走行中の展望席にも座ることができ、前回の公開では感じられない魅力を再発見することができた。GSEの展望席は白いロマンスカーとして活躍中のVSEと比べて、窓枠に当たるピラーを薄く見えるように改良し、水平方向にも広い視野を確保。また、ガラスの高さも30cm拡大し、座席の位置も約35cm前方に設置されたことで展望性が大きく進化している。
1・7号車にある展望席。乗車券・特急料金のほか追加料金は必要ないが予約困難は必至!
実際に座ってみると、窓につつまれている感じとなり、非常に明るく開放感のある展望席に仕上がっていた。前面の展望はもちろんのこと、サイドの窓から流れる車窓も相まってパノラマビューが楽しめた。ちなみにこちらの展望席だが、考えうる最悪の衝突事故を想定して万全の安全対策がなされている。