◆『EARIN M-2』の特徴
1.とにかく軽い
驚くほどの軽さである。『EARIN M-2』のイヤホン本体の重量はわずか3.6g。市販されているワイヤレスイヤホンの中では間違いなく最軽量クラスである。この中にBluetoothやバッテリーのパーツが入っていること自体も驚異的なのだが、軽いということはとにかく装着していて疲れないということである。ちなみに最大再生時間は4時間(フル充電時)とのこと。旧モデルの2時間半〜3時間から延長されており、高望みをしなければ通勤・通勤やカフェでの使用など、1回の使用時間としては問題ないだろう。
2.極限まで煩わしさが取り除かれている
『EARIN M-2』には以下のような特徴がある
(1)ケースから取り出すと自動でスイッチがONになる
(2)ケースから取り出すと自動でスマホと接続する(初回のペアリング以降)
(3)耳に装着するとイヤホンが自動で左右を判断して対応する(≒左右の区別がない)
(4)イヤホンをタップするだけで曲のPlay/Pauseや電話の応答等ができる
このどれもが私たちの音楽ライフを快適にするものだ。まずは(1)。市販されているものには本体のスイッチを長押ししてスイッチをONにするものもあるが、『EARIN M-2』ではそのステップが省略される。細かいポイントだが、1日に何度も行う動作だからこそ、ステップが省略されることのプラス面は実感させられる。
続いて(2)、こちらについては最近のワイヤレスイヤホンは大方備えている機能なのでもちろん『EARIN M-2』でもここは押さえてきている。
(3)についてだが、これはかなり画期的だと思う。ケースに入れる際の場所は問わないが耳に装着する際の左右には区別がある、そんな製品が大半の中、『EARIN M-2』はその壁すら飛び越えてしまった印象だ。確かに本体にはL/Rの表記はないが。
実際につけてみると左右どちらに装着してもイヤホン自体が自身のポジションを判断しているのが判る。イヤホンを取り出す場面というのは必ずしも光源のあるところではない。そんな中で左右の区別をしないといけないのは実はストレスフルなことで、技術的に仕方ないから、という諦めの気持ちでこれまで私たちは受け入れていたのではないだろうか。『EARIN M-2』はそんなストレスから私たちを解放する。
最後に(4)。こちらは旧モデルには搭載されていなかった機能だ(ちなみに先ほどの(3)も同様だ)。『EARIN M-2』では新たにタッチインターフェースが搭載されており。
具体的には以下の機能をイヤホンのタッチインターフェースをタップすることで使用することができる。
− 音楽のPlay/Pause
− 音楽の曲送り/曲戻し
− 電話の着信/ 着信拒否
− 通話の終了
− 音声アシスト(Siri など)の起動
あったら良かったのにと思うのは音量の上げ下げくらいで、それ以外にイヤホンに望むものはきちんと備えているように思う(ちなみに技術的に難しいのか、音量の上げ下げを搭載しているイヤホンは極めて稀だ)。特に音楽のPauseなど、急に音楽を止めたいときに慌ててスマホをポケットや鞄から取り出さなくてもいいのは非常に便利だと感じている。また、旧モデルには搭載されていなかったマイクが備わったことで通話ができるようになったのも嬉しい。旧モデルが他メーカーのワイヤレスイヤホンと比較される際のディスアドバンテージとなっていた部分なので、きちんとユーザーのニーズを満たしてくる姿勢にも好感が持てる。