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デスクワーカーが集中力を持続させるために実践すべき8つのこと

2018.03.28

■集中力を長く持続させるための3つの方法

これまで「集中力を高める方法」を教えてもらったが、続いて「集中力をできるだけ長く持続させるための方法」を森先生に聞いた。

「先にお伝えした、集中しやすい姿勢や、『5、3、8深呼吸』も持続させるための方法の一つです。その他に3つご紹介します」

1.「眼球ストレッチ法」

「目の前の対象に集中し続けると、目の周りの筋肉が緊張しやすくなり、首から両肩にも疲労が出ます。そこで、仕事の合間に実践していただきたいのがこの方法です」

●実践方法

(1)姿勢を正して、頭の位置は一定にして座る。
(2)眼球のストレッチを行う。

・左右ストレッチ
 両目を左方向、右方向へ向けるのを、1秒間に左右1往復のペースで5往復実施。

・上下ストレッチ
 両目を上方向、下方向へ向けるのを、1秒間に上下1往復のペースで5往復実施。

・右回り、左回りの円を描くストレッチ
 右回り、左回りそれぞれ、1秒間に1周のペースで3周ずつ実施。

2.「マイナス×マイナス=プラス法」

「集中状態が続くと、定期的に心と身体が緊張しやすくなります。このときに有効で実践的な方法がこのマイナス×マイナス=プラス法です。これは、オリンピックなどスポーツの本番前に『緊張をゆるめる方法』としてルーティン化されています」

●実践方法

(1)両手を膝の上に置く。
(2)両肩を力ませ、上に上げる。
(3)さらに力ませ、上に上げる。
(4)最後は両肩を脱力する。

「これを、『マイナスかけるマイナスはプラス』と口に出しながら、2~3回、連続して実施すると、全身がリラックスでき深い呼吸がしやすく、目の前のやるべき対象への集中時間が持続されやすくなります」

3.「15分仮眠」でリフレッシュする

「昼食後、血液は消化吸収のため胃腸へと流れ、脳は働きにくくなります。また、午前中の脳疲労を回復させるためにも『15分仮眠』をおすすめします。これはパワーナップとも呼ばれ、ある高校では、全校生一斉に実施されています。ただし寝すぎは禁物で、30分以上寝てしまうと、かえって疲労を増加させてしまうこともあります。一日当たりの集中持続量を維持するためにも、おすすめの方法の一つです」

これらの集中力を高める方法、そして持続させる方法を、ぜひ集中力が続かないときや、特に集中力が求められる大事なシーンで取り入れてみよう。


取材協力 森健次朗先生

ミズノ株式会社在職時、2000年、シドニーオリンピックで12の世界新記録を出した「サメ肌水着」の開発者。退職後、株式会社集中力の代表取締役であり集中力プロデューサー®として企業、学校、スポーツチームへの講演や研修を実施。著書に「机に向かってすぐに集中する技術」(フォレスト出版)など多数。
http://syutyuryoku.jp/

取材・文/石原亜香利

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