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【開発秘話】1億枚以上売れている時短フェイスマスク『サボリーノ 目ざまシート』

2018.04.18

■いくら生産しても追いつかない

 こうして『サボリーノ 目ざまシート』は、まずしっとりタイプが完成したものの、売れるかどうかはラボのメンバーから見ても見当がつかなかった。そのため、2015年4月の発売時はまず、32枚入りをつくり、バラエティーストアでのみ展開。様子見のように販売が始まったが、用意した数量はあっという間に完売となった。

 この後は増産となるはずだったが、同社は2016年4月まで販売を見合わせる。販促を担当している国内事業部販売推進部 課長の平山裕貴さんは次のように話す。

「当社の商品はバラエティーストアやドラッグストアといった、お客様が自分の意思で購入するところで販売していますが、あまりにも売れ行きがよかったので、販路を全国のドラッッグストアにも広げたら、問い合わせが殺到する恐れがありました。そのため、まず生産に専念し、十分な在庫を確保することを優先しました」


スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー
企画本部
企画2部1課
係長
齊藤久美子さん

国内事業部
販売推進部
課長
平山裕貴さん

 販売を見合わせても生産を優先したのは、『サボリーノ 目ざまシート』は、つくるのに手間がかかるためだった。装着の時短も図るため、取り出したら広げることなくすぐに装着できるようにしたことが主な理由である。


このように広がった状態で取り出せ、広げたりすることなくすぐ顔に貼ることが可能。そのため、生産にはやや手間がかかるという

 1年ほど生産に専念し、2016年4月に再発売。ドラッグストアにも置かれるようになった。売れ行きは以前と変わることなく、あちこちの店ですぐ品切れを起こす現状が続いている。。さらに、日本在住の外国人から火がつき、海外からの引き合いも増加。需要がさらに拡大し、いくら生産しても足りない状態になった。

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