■高断熱パネル&二重窓で車内は1年中快適
キャンピングカー選びではとかくベッドやエアコンなど装備に注目しがちだが、目に見えない部分がじつは重要だ。
乗用車で仮眠をしたことがあるならわかるが、車内は寒くて暑い。窓が多くて、熱伝導率の高い鋼材に囲まれているので当然だ。キャンピングカーではFFヒーターやエアコンで暑さ・寒さに対応すればいいのだが、それでも断熱効果の高いボディならより快適にすごせるというわけ。
“スモール・モーターホーム”との異名を持つバロッコ。2月より待望のオーダー再開となった。大型キャンピングカーと同じ高断熱・高強度のハイドロバックパネル+アクリル2重窓のおかげで断熱性は十分だ。ベース車両はハイゼットトラックだが、運転席と助手席はスライド&リクライニング機能付きシートに変更されているのでロングドライブに対応している。311万1000円+税〜(展示車両は429万500円+税)。
【問】フィールドライフ http://www.fieldlife.co.jp
LED間接照明やシンプルだけど美しいギャレーなど、上質な雰囲気。ポップアップルーフテント付きなので最大4名が就寝できる。2名でキャンプに行くなら、遊び道具を車内においたまま、ルーフテントですぐに眠れるのはありがたい。
給排水タンクは後部の大型ドアから出し入れできる。右側はシート下収納庫。釣り竿など長いものの収納向き。断熱パネルや二重窓、そして給排水タンク位置など、購入後、簡単には後付けできないものこそ、しっかり検討しておきたい。
文/大森弘恵
■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!