DIME MAGAZINE
《 もうちょい利益を追求したい人に 》〝値動き予想型〟AIトレード
ロボアド投資じゃ物足りない、自分で売買してもいいからもう少し利益が欲しい――という人もいるはず。そこで、前出・松岡さんにそうしたニーズにピッタリのFXおよび株のAI投資ツールを紹介してもらった。
「じぶん銀行の『AI外貨予測』はアイコン、カブドットコム証券の『AlpacaSearch for kabu.com』は過去の類似チャートで、いずれも売買のタイミングや高値・安値の目安が視覚的にわかるツールです。株価は、過去の動きと似た動きをするという〝習性〟があるといわれているのです。投資ビギナーの人でも利用できると思います」
ただし、ビギナーの段階では、くれぐれも深入りは厳禁だ。
「FXや株式は元本保証がなく、値動きの激しい金融商品。副業で得たお金で始めるくらいが、ちょうどよいでしょう。また、FXは、レバレッジをかけずに少額を積み立てていく、外貨預金をするような感覚で投資すれば、リスクを大きく減らすことができます」
AIといえども、予測不能の突発的な出来事には対応できない。万能ではないことに留意して活用すれば、投資の勉強を始めるきっかけにもなるだろう。
■5種類の為替レートを予測可能『AI外貨予測』〈FX〉〈外貨預金〉
対象通貨は米ドル・ユーロ・豪ドル・ランド・NZドルの5通貨。各通貨の相場が1時間以内、1営業日以内、5営業日以内の3種類の期間内で、上昇しそうなのか、下落しそうなのかをアイコンで表示。通貨ごとに、予測される高値・安値の価格も表示する。
一定以上の確率で高値が予測された場合、上昇確率と予測価格をプッシュ通知する機能がある。じぶん銀行の口座が必要。利用は無料。
■AIが株価チャートを分析『AlpacaSearch for kabu.com』〈株〉
Alpaca社独自の画像認識エンジンで、全上場銘柄の株価チャートの形状を高速処理。投資対象の銘柄と類似している過去のチャートを瞬時に検索できるので、異なる業種の類似銘柄の発見や、株式市場の新たな相場テーマの発掘に役立つ。
チャートは「日足」と「15分足」に対応。カブドットコム証券の口座が必要で、利用料は月972円（税込み）だが月1回の取引で無料。
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