さあ、なんとか9路線組み上がった。ここまでで約1時間30分くらい。細かい作業が続くので確かに大変だけど、思ったよりは……というのが感想。やっぱり鉄っちゃんだと基礎知識もあるから楽なのかな〜と思いつつ、いよいよ各路線を組み合わせ、最終形態に仕上げていく。
が、ここからがめちゃくちゃ大変だった。まずWebに公開されている組み方になかなかならない!! というのも、立体模型がゆえにきちんとパーツの上下を正確に組み合わせないと立体交差させるのが困難なのだ。
ただでさえ難しい立体交差だが、どの駅が一番大変かというと……やっぱり大手町。予想はしていたけれど、ここには丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線が乗り入れ、さらにすぐそばを銀座線と日比谷線、有楽町線が走る。そう、東京メトロの一大ジャンクションなのだ。
この最後の組み上げ、コツとして各路線の支柱にねりけしのようなものをかませたほうがいい。そうしなないとちょっとした衝撃で卓上の東京の地下が崩壊してしまう。
路線ごとの組み立てからさらに1時間30分後、ついに完成! 苦節3時間。実際に全て完成させるとその複雑さと美しさに感動を覚える。
実際に駅名を振ってみた。ちょっと位置がずれているのは許してください……。
完成後、半蔵門線で帰路についたが東京メトロの建設に関わった全ての関係者の方々に改めて感謝の念を抱いたのは言うまでもない。
バンダイ
『東京地下鉄立体路線図 東京メトロ編(前編/後編)』
1回300 円
問い合わせ先/バンダイ http://www.bandai.co.jp
取材・文・撮影/村上悠太