◎ユーザートレンドの的確な把握
『ボディトリマー ER-GK60』が昨年、品切れ状態となるほどのヒットを記録したのは先ほども触れたとおりだが、そこにはアンダーヘアケアという新しいエチケットトレンドに素早く反応したパナソニックのマーケティング力も見逃せない。
実際、昨年男性専門の美容クリニックが行なったアンケートでも、男性の6割が「自分のムダ毛が気になる」と回答。そのうち約9割が「下着周辺のムダ毛」を気にしており、4割以上は肛門の毛を「許せない」と答えている。
※男性専門の総合美容クリニック『ゴリラクリニック』調べ。調査期間/2017年6月20日~6月23日。調査対象/20~30代日本人男性220名
またJリーガーなどアスリートたちがスポーツバラエティ番組で、アンダーヘアケア事情をトークテーマにしていたことも、追い風になったはずだ。しかし、その追い風を受けることができたのも、しっかりと帆を張ってあればこそ。
そんなボディトリマーに続きそうな予感を与えてくれるのが、5枚刃 ラムダッシュ『ES-CV70』、いわゆるコンパクトラムダッシュだ。
パナソニック
5枚刃 ラムダッシュ ES-CV70
オープン価格
本体寸法/高さ126×幅72×奥行46mm、約170g
外刃/ステンレス刃物鋼5枚刃
内刃/30°鋭角ナノエッジ刃
リニアモーター駆動/毎分約1万4000ストローク
『ES-CV70』の最大の特徴は、5枚刃ヘッドに毎分約1万4000ストロークのリニアモーター搭載と、ES-LV9CXとほぼ同じ機能を擁しながら、本体サイズをES-LV9CXの高さ167mmに対し126mmとコンパクト化を実現したこと。このサイズ感であれば、出張先にも問題なく連れて行ける。
「ES-LV9CX」(右)とのサイズ比較
ホテル備え付けの不慣れな安全カミソリやパワー不足が否めない小型のトラベルタイプを使い、剃り残しがあるまま商談の席に臨むなど、ビジネスマンとしては最も避けたい事態だ。
さらに、高さ126mmの本体であればオフィスのデスクにも違和感なく収めておけるため、夕方からの商談やプレゼンを前に素早くヒゲを整えることが可能。肌への圧力を分散させる5枚刃ヘッドには、肌との摩擦を低減するスムースローラーも搭載しており。肌にやさしい深剃りを体感できる。
またスキンケアに関心が高い若い世代に向けては、安全カミソリ感覚で使えて、お風呂剃りにも対応したウエットシェービングタイプのラムダッシュ『ES-ST8P』などをラインアップ。「密着スイングヘッド」と「スムースローラー」で肌へのやさしさと操作性を追求したカミソリシェーバーとして、こちらも店頭での人気は高い。
このように先進の技術に加え、新たなトレンドに敏感に反応した設計思想が凝縮されたパナソニックのグルーミング製品。今後も、どのような製品で、男前な身だしなみをサポートしてくれるのか。引き続き期待を込めてチェックしていきたい。