ダート系カスタム以外に目立ったのが、古いBMW・Rシリーズやホンダ・GLシリーズなど、これまであまり使われてこなかったモデルをベースにしたカフェレーサー。これはBMWが「ヘリテイジライン」としてR nineTなどをリリースした影響だと思われる。実際にいま、ヨーロッパではこうしたスタイルのカスタムが盛んなのだ。
東京都八王子市にあるウェッジは、ホンダ・GL400をベースにしたカフェレーサーを製作。みごと「ベスト・モーターサイクル・ドメスティック」を受賞。
金属地をむき出しにしたBMW・R100RSをベースにしたカフェレーサー。トラディショナルとは一線を画す、ストリート感溢れる1台で、やはりR nineTなどの現行ヘリテイジを思わせる雰囲気をまとっている。
ホンダのトレールモデルをベースにした近未来感あふれるカフェレーサー。ブロックタイヤをあえて活かすことで、荒々しさを演出している。こうした新しい試みが見られるのも、HRCSの醍醐味のひとつだといえよう。
神奈川県海老名市のキャンディーモーターサイクルラボラトリーは、ヤマハ・SR400をベースに足回りを大胆にモディファイ。純正とは大きくスタイルを変えながらも、違和感のないバランスで仕上げている。これも新時代のカフェレーサーといえるだろう。