■年末年始休みの不調を早く回復するには?
夜と昼の休息と覚醒のメリハリをしっかりとつけて、ぜひ良い循環を取り戻そう。
最後に白濱先生に、年末年始休みの不調を早く回復するためのポイントを聞いた。ぜひ参考にしたい。
「長い連休の後は、特に日中の眠気やだるさを感じがちですが、そうした疲れを取ろうと休日に昼まで寝だめをすると、さらに生活リズムが崩れ、週明けのつらさが増してしまいます。休日でも午前8~9時頃(目安は平日プラス2時間程度)までには起きて朝日を浴びるようにしましょう。また、人間は急に眠れるわけではありません。仕事を頑張っている人ほど、睡眠モードに入るための準備時間を必要としています。ぬるめのお風呂にゆっくりと入ったり、目もとを温めたりして、寝る前に心身の緊張をほぐし、質の高い睡眠をとれるようにすることが大切です」
取材協力
白濱 龍太郎先生
医学博士医療法人RESM 理事長、順天堂大学医学部公衆衛生学 客員講師、丸八真綿研究センター 所長、横浜氏港北区医師会 理事。
筑波大学 医学群医学類卒業、東京医科歯科大学大学院 統合呼吸器病学修了。東京共済病院 呼吸器内科、東京医科歯科大学 呼吸器内科、東京医科歯科大学 睡眠制御学 快眠センター勤務等を経て現職。
ウーマンウェルネス研究会
「ウェルラボ」http://www.well-lab.jp
取材・文/石原亜香利