
仕事が始まってしばらく経つものの、まだ正月ボケが抜けないというビジネスパーソンは、ぜひ早急に本調子を取り戻したいものだ。もし日中、脳が覚醒せず、ぼんやりとしているのなら、すぐにでも対策をしたい。そこで睡眠医に、日中の覚醒のコツを聞いた。
■年末年始休み明けの不調
ウーマンウェルネス研究会が2016年10月~11月に首都圏在住の20代~50代の男女895名に対して行った調査によると、年末年始休み明けに感じる症状として、「だるい」「疲れる」「身体が重い」「やる気がしない」「眠い・眠さがとれない」の順に多くなっていた。また、ほぼ半数の人がこうした不調を感じているようだ。
「年末年始休み明けに感じる症状」
ウーマンウェルネス研究会「年末年始の過ごし方と体調に関する意識調査」2016年10月28日~11月1日より
また同研究会による2017年8月の調査では、パフォーマンス低下の原因として考えられることのうち、下記の3つが上位に上った。
1位 眠気やだるさ 76.2%
2位 目疲れ 66.3%
3位 肩こり・腰痛などの身体のこり、痛み 60.6%
やはり眠気は集中力をはじめとした仕事のパフォーマンスには大きな影響があることが分かる。