■食べ続けると痩せる? ナッツの健康効果は?
ナッツといっても、アーモンド、マカダミアナッツ、カシューナッツ、くるみ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなど身近にはいろいろな種類があり、それぞれに特化した特徴がある。
●アーモンド
ビタミンEが豊富で、抗酸化作用があるため、肌荒れ予防や髪・爪の健康を維持する効果がある上に、豊富に含まれる不飽和脂肪酸が、コレステロール値を低下させてくれる。食べながら老化や生活習慣病予防ができるといわれている。
●マカダミアナッツ
「パルミトレイン酸」と呼ばれる、肌のバリア機能を高め、糖尿病予防にいいといわれる成分が豊富。肝臓の脂質代謝を促進する働きもあるという。
●カシューナッツ
もっとも脂肪分が少ないナッツで、植物性たんぱく質が丈夫な筋肉を作り出す。「アスパラギン酸」が豊富なため、毒素を排出してくれるといわれていれる。また、ビタミンB1の多さから、疲労回復効果も期待できる。
●くるみ
オメガ3脂肪酸が多いため、血液がサラサラになり、動脈硬化のリスクが軽減されるといわれる。
●ヘーゼルナッツ
含まれるビタミンB1やカルシウムが、イライラを解消してくれる効果があるといわれる。
●ピスタチオ
むくみ解消効果のあるカリウムが豊富だといわれる。
このように、ナッツそのものは、肥満を予防し、血糖値を下げて食欲を抑える効果のあるアーモンドなど、食べることでダイエット効果が表われることがあるようだ。『ナッツダイエット: おやつOK! お酒OK! なのにヤセる!』(主婦と生活社 2014)によれば、両手に乗るくらいの、一日50gは食べてダイエットに有効だという。
■ナッツの間食、どう取り入れる?
最近は、はちみつに漬けて食べるナッツが流行しており、美意識の高い女性に愛用されている。ビジネスパーソン向けの携帯食としては少々対象から外れるが、はちみつとの相性が良いことは覚えておきたい。
カロリーや糖質を抑えるためには、塩だけの素揚げナッツが理想。もう少し味を楽しみたい場合は、アサヒフードアンドヘルスケアの「キレイな間食」のように、アーモンド入りのフルーツ、クリームチーズ、ビターチョコレートなどと合わせた商品も飽き防止には良さそうだ。
大豆粉が食べ応えのある「SOYJOY」からは、ビジネスパーソンに好まれるチョコレートとローストアーモンドを合わせた「アーモンド&チョコレート」味が出ている。腹持ちがよさそうだ。ナッツは、ビジネスパーソンの間食にとって、健康面・ダイエット面からもしっくりくる食品。ぜひ仕事中の間食に取り入れてみたい。
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。