スバル・インプレッサのベンチマークといえば?
ズバリ、VWのゴルフ7だろう。これまでも多くの国産コンパクトがVWゴルフをベンチマークとしてきたのだが、志はともかく、横並びの完成度に至ったクルマはない。
VWゴルフ7(ヴァリアントですが)を所有している筆者としては、その仕上がりが大いに気になったのは当然のことだ。さっそく2Lモデルの2.0i-S EyeSight、および2.0i-L EyeSightを試乗した。
最初にステアリングを握ったのはインプレッサスポーツ2.0i-S EyeSight。
2.0i-L EyeSightとの違いはタイヤサイズが17インチから18インチになり、サスペンションはダンパーが専用化され、VDCによるアクティブトルクベクタリングが備わること。そしてヘッドライト(2.0i-SはLED、2.0i-Lはハロゲン)、スーパーUVカットガラスの有無などだ。おなじみのSIドライブは両車に備わり、インテリジェントモードとスポーツモードが選択できる。
インプレッサスポーツに乗り込めば、ドアの開閉タッチに関してはフツーである。ドイツ車のようにガッチリした重さ、タッチは、ない。しかしだ、インパネ回りの質感は見事。このクラスの日本車らしからぬ高級感がある。