全国各地で急増する変わり種の炭酸飲料を10品セレクトして紹介しよう(おいしさのベスト10ではないことに注意。★は5段階の筆者の個人評価)。
●『オリーブサイダー』(谷元商会)
日本産オリーブのメッカ、小豆島でとれたオリーブの果汁が入ったサイダーで、「かがわ県産品コンクール知事賞」を受賞した、地元お墨付きのドリンク。オリーブの果汁がどんな味かは知らないが、そう悪くはないだろうという予想のもと飲んでみる。
味は薄くてクセがなく、しいて表現すれば「フルーティ」。ただ、リピートしたいかと言えば微妙。コンビニで販売されているメジャーな炭酸飲料との、味の面での差別化が、もう少しほしかった。
インパクト:★★
味の評価:★★★
●『醤油サイダー』(谷元商会)
小豆島特産の醤油の入ったサイダーで、インパクトは大。「全国醤油サミット」開催記念に開発されたという。カラメルで着色しており、入っている醤油の量はそれほどではないと思うが、味の点で不安を感じさせる。
においは、意外にもトイレの芳香剤に似たものがある…。味は、まさに砂糖を溶かした薄い醤油で、ちょっと厳しいものを感じた。
インパクト:★★★★★
味の評価:★
●『ウコンサイダー』(木村飲料)
健康食品やカレーの成分としておなじみのウコン(ターメリック)の入ったサイダー。ラベルには「クルクミン30mg配合 毎日の元気の源に」と記されており、ノリはエナジードリンクに近い。ウコン自体には味はなく、メーカーサイトを見ると「柑橘風味で口あたり爽やかに仕上げました」とうたっているので、ちょっと期待できる。
においも味も、まずまずと言ったところだが、他の変わり種炭酸飲料に比べれば、はるかに美味しい。「ウコンでヘルシーに」と考えている人は、まとめ買いしてもよいかもしれない。
インパクト:★
味の評価:★★★★