■熟女合コンスタート
まずは今回のルール説明。ドリンクのシステムなど細かいところも色々とあるが、要となるところを1点だけ。
参加者は渡されたネームプレートの指定に従い、赤か青にそれぞれ振り分けられる。赤のエリアにいた人は一定時間で青へ、青にいた人は赤へと移動。できる限り多くの人とコミュニケーションをとれるようにという配慮だ。形は変われど、多くの街コンでこうしたチャンスの均等化が図られている。
チャンスが均等なのは大変結構なのだが、それだけにここで抜きん出るのは難しい。時間も限られていることだし、大概が挨拶程度の会話で終わってしまう。JUN DMCが言うように、ここで多少なりとも実のある会話をするためには、やはり開場前のコンタクトが重要になりそうだ。そこで軽い挨拶でも交わしておけば、スムーズに内容のある話に進みやすいだろう。
■フリータイムでナンパ師到着
フリータイムが始まった。ナンパ師のセオリーに近い動きをしたつもりだが、残念ながら筆者はお目当てと言える女性は定まっていない。知り合いの編集者(男性)とばったり会って話し込んでしまった、男性が多かったなどの言い訳があり、これはしょうがないかなと思っていたのだが、遅れて到着したJUN DMCの立ち回りを見て、間違いに気がつくことに。
まず明るい。ひときわ声がデカいとか、はしゃいでるとかではないのだが、リアクションの動きや笑顔が、まわりより一段階大きい。
そして気配り。話している相手の飲み物がなくなると「あ、飲み物だいじょぶっすか?」などと声をかける。JUN DMCはすべての人を笑顔にしたいという、ちょっと変わったナンパ師なので、相手が男性でも構わず気配りを見せる。細かい技術やセオリーは、その場その場で我々が動くために大変参考になるが、一番大事なのはこういうところなのかな、と思わされた。
JUN DMCは言う。
「結局はシンプルなんですよね。女性と仲良くなるためのテクニックは色々とありますけど、それも実は単なる気遣いだったりすることが多いです。思いついた気配りを臆せず実行すれば、相手は悪い気はしないはずですから。(JUN DMC)」