■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
■エコでハイパワー。防災ツールにもなるストーブ
近年、焚き火好きの間で話題となっているのが「ウッドガスストーブ」。木が燃えるときに発生する可燃性ガスに熱風をあてて燃やすため、普通に焚き火をするよりも燃焼効率が高いのが特徴だ。
ウッドガスストーブは本体が二重壁構造になっていて、壁と壁の間で温められた空気が上部から吹きだして可燃性ガスを燃やすという仕組み。ゴトクがあれば湯を沸かすこともでき、災害時に活躍するツールでもある。
いろいろなメーカーから、小さく収納できて大きく使えるウッドガスストーブが販売されるようになったが、構造は比較的単純。収納性は市販品に劣るが、空き缶2個で作れると聞き、自作に挑戦してみた。
必要なモノは、空き缶2つ(写真は3L缶と1L缶)、穴を開けるための電気ドリルとヤスリ、金属用のハサミとのこぎり。右側は、3L缶のフタ(ハサミとのこぎりで、1L缶のフチが引っかかる大きさに穴を開けている)を装着した1L缶
1L缶の上部と、3L缶の下部にドリルで直径1cmの穴を開ける。切り口はヤスリでなめらかにしておくと安心だ。3L缶の穴が多すぎると、空気が多く流入するので薪が早く燃え尽きてしまう。今回は9個の穴で様子をみることにした