屋外での撮影14〜42mmズームを使用。28mm相当の画角となる。
OLYMPUSの30mmマクロで撮影。絞りF22、1/20sec、ISO200で撮影。
20mmマクロで絞りF16、1/20sec、ISO800で撮影。先端にしかピントが来ない。
20mmマクロで絞りF2、1/400sec、ISO800で撮影。絞りを開放にするとこうなった。
OLYMPUSの30mmマクロで撮影。錆びたナットに卵のようなモノが見えた。
20mmマクロで拡大してみると、菌糸のようなモノにもっと小さな粒々が見えた。
100%で見ると黄色く丸いモノが見える。菌類だろうか、謎が深まる。
■Judgment
2万5000円というハイコスパで撮影倍率4.5倍が得られるユニークなレンズ。その使いこなしにはテクニックが必要であり、カメラボディーに付ければすぐ撮れるわけではない。ブレに極端に弱いのでシャッター速度を上げる必要がありライティングが欠かせない。今回、シャッターはブレ低減モードで2秒のセルフタイマーを使用した。場合によっては電子シャッターでもいいと思った。ワーキングディスタンス20mmで一般撮影もできないが、使いこなせば面白いレンズである。超マクロ撮影の必要がある人にオススメ。撮影倍率2〜2.5倍まででいいなら、メーカー製のマクロレンズを使った方が実用的である。しかし、趣味性で言えば『FREEWALKER 20mm F2 SUPER MACRO 4-4.5:1』の方が金属度が高くデザイン性に優れ存在感もある。
(文/ゴン川野)
カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。
■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所
※記事内のデータ等については取材時のものです。