■Impression
マクロレンズなのでマニュアルフォーカスは問題ないというか、むしろ使いやすいのだが、開放測光機能がないため、絞り込むとピントの山が分かりにくくなる。これは一眼レフではもっとファインダーが暗くなるため、絞り開放でピントを合わせてから、絞り込む必要がある。フォーサーズ用はミラーレスなのでEVFが使え暗くなる心配はなく拡大表示を見ながらピントが合わせられる。F16まで絞りがあるが、回折効果による画質劣化を考えると、F5.6かF8ぐらいで撮影した方がいいかもしれない。ワーキングディスタンス20mmとかなり近いので屋外では使い難い。倍率4倍と4.5倍があるのは、この拡大率の違いピント合わせに利用するためのものと考えられる。
倍率4倍の時のワーキングディスタンス。かなり近いのでレンズやカメラが影を作ることがある。
倍率4.5倍の時のワーキングディスタンス。ほとんど4倍とかわらない。
『ZUIKO Auto-Macro 20mm F2』に他社製のオート対応中間リングを2枚重ねて勝負!
サードパーティの中間リングを入れると倍率は稼げるが、ワーキングディスタンスは10mmになる。さらに超近距離でしかピントが合わなくなる。