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著名精神科医に聞く集中力が向上する雑念排除法

2018.01.04

■「人による雑念」を排除する方法

 電話を受けたり、同僚から声をかけられ集中力が途切れた場合、その集中力を取り戻すのに約15分かかるという。それが二度、三度あっただけで、時間のロスは何十分にもなってしまう。

 樺沢医師は、「できるだけ隔離した環境で集中力を高めると仕事効率が一気に高まり、仕事が猛烈にはかどる」として、時には缶詰になって仕事することが効果的だと唱える。なにも無音・無人の部屋にこだわらなくとも、「行きつけのカフェ」でも十分な集中力を得られるという。

 ただ、組織で業務にあたる人にとって、「行きつけのカフェ」に通うのは難しいかもしれない。そんな場合は、誰も使っていない会議室にこもるなど、缶詰になれる空間を確保するという手がある。

■「通信による雑念」を排除する方法

 スマホの着信音やSNSのアラート音も集中力維持の妨げになる。表面意識では「別に気にならない」と思っていても、無意識のレベルで脳は情報として処理するので、何か鳴るたびに、実は集中力はリセットされてしまう。
 会議室に缶詰になって集中している時や休憩時は、通信機器やインターネット接続はオフにしておき、その間かかってきた電話は折り返すようにすることを、樺沢医師はすすめている。樺沢医師自身は、ふだん携帯電話はカバンに入れており、リアルタイムに電話にでることはめったにないという。時間が空いたときに着信をチェックして、折り返せばよく、それでトラブルになるようなことは一度もないとのこと。

 本書ではこの他にも、日ごろ仕事に忙殺されているビジネスパーソンに向けたテクニックが網羅されている。時間術をマスターして人生を変えたい方は、一読されることをすすめたい。

協力/樺沢紫苑
精神科医、作家。1965年、札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒。インターネット媒体を駆使し、累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信。公式メルマガ:http://kabasawa.biz/b/maga.html

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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