■眠れないときは頭を冷やすと良い?
「悟空のきもち」では、この夏、頭を冷やしながら絶頂睡眠の施術を行うことで、より効果的に快眠が得られたことで評判になった。そもそも、人間は頭の上部を冷やすと眠りやすくなることが分かっている。ぜひ凍らせたタオルや保冷パックなどを後頭部に当てて眠ってみよう。このときに注意したいのが、くれぐれも耳から下は冷やさないこと。脳が覚醒してしまい、かえって眠れなくなってしまうからだ。
一方、体は温めるようにする必要がある。人間の体には「深部体温」と呼ばれる脳や内臓などの身体の内部の温度を、熱を発散することで下げ、より深く眠る機能が備わっているからだ。ぐっすり眠るためにも、くれぐれも体は冷やさないように心がけ、冷やすのは頭の上のほうだけにしよう。
眠れないときは、ヘッドマッサージを行い、後頭部を冷やしながら眠ってみてはいかがだろうか。もしかしたら、絶頂に近い、極上の眠りを得られるかもしれない。
金田 淳美
株式会社ゴールデンフィールド 代表取締役。ドライヘッドスパ協会代表。全店舗1~3か月の予約待ち、キャンセル待ちで常時5000人超。日本一予約が取れないと話題の頭専門店「悟空のきもち」を展開する。
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。