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自動車業界が電動化にシフトする一方でスポーツカーを開発する理由
今回、紹介した2台は6気筒以上の多気筒+大排気量、高出力のモーターを搭載した国産のスポーツモデルだが、ほかにも5.0Lエンジンを搭載したFRスポーツのレクサス『RC-F』やV6、3.8Lツインターボエンジンを搭載した日産『GT-R』がある。『GT-R』のNISMO仕様はサーキット走行も楽しめる本格的なスポーツモデルだ。同じ日産の『フェアレディZ』もデビューから9年も経っているので注目度は低いが、日本を代表する大排気量スポーツカーであり、こちらはV6、3.7Lエンジンを搭載している。
いずれもエコや省エネとは程遠いところに位置するクルマだが、一部のドイツ、そして日本のメーカーは開発に力を入れ、スーパースポーツを製造し続けている。その最大の理由は、エンジン技術の改良と進化の追求にある。
世の中の流れは電動化へとシフトしつつあるが、必ずしもそれだけではないと考えるメーカーがあることを忘れてはならない。
◎日産『GT-R』996万840円〜
◎レクサス『RC F』967万円〜
文/石川真禧照
※記事内のデータ等については取材時のものです。