大阪への出張や旅行で、東京へ戻る直前の夜に予定が入ってしまったが、どうしても翌日に備えてその日のうちに東京に戻らなければならないこともある。夜行バスという選択肢もあるが、家に戻りたいという人も多い。
ギリギリで何時まで滞在することが可能か、実際に検証してみた。
東京〜大阪間で効率的に移動できるのは実質、新幹線と飛行機に限られる。飛行機においては、伊丹空港から羽田空港への便が便利であるが、伊丹空港は騒音対策もあって21時以降の離着できず、羽田空港への最終便もANA・JAL共に20時20分となっている。そのため、19時過ぎには大阪市内を出発しなければならない。24時間空港である関西空港発においてもANAの最終便は21時35分に出発することから、遅くても南海電鉄なんば駅を20時30分(土休日は20時35分)に発車する特急「ラピート」に乗らなければ間に合わないことから、20時前に終了する予定の時に利用は限定されてしまう。
それに対して東海道新幹線が大阪に最も遅くまで滞在可能な交通手段となる。最終「のぞみ64号」東京行きは新大阪駅を21時23分に発車する。大阪駅と新大阪駅はJR京都線(東海道本線)で1駅離れているが、大阪駅を21時10分発(平日は各駅停車京都行き・土休日は快速野洲行き)に乗車することで4〜5分で新大阪駅に到着し、8分前後の乗り換え時間での乗車可能だ。