最近はインスタ映えする景色を撮影するために出かける人も多いが、そんな中、都心から1時間かからずに行ける絶景スポットがある。それも電車に乗って、改札口から出ないで楽しむことができる場所なのだが、正確に言うと、一般の人は改札から出ることができない不思議な駅で車で行くことも不可能な変わった場所であるのだ。
その駅の名前はJR鶴見線・海芝浦駅。東芝の工場私有地にある駅であることから、改札口から出ることはできないのだが、休みの日になるとこの駅を目指す人も多い。2000年に関東の駅百選に選ばれた駅で関東では海に一番近い駅である。
海芝浦駅へ向け、JR京浜東北線の鶴見駅で乗り換え、鶴見駅から鶴見線のプチ旅行がスタートする。鶴見駅では、京浜東北線から乗り換えするにあたり、同じJR線同士の乗り換えにも関わらず、鶴見線のホームに入るには専用の連絡改札口を通過しなければならない。その理由は後ほど納得することになるが、鶴見線は、沿線住民と京浜工業地帯にある工場へ通勤する人が主な利用者となっている。
鶴見線に乗車する際には専用の乗り換え改札を通過しなければならない