PCのデスクトップはファイルでいっぱい、スマホでは写真を撮りっぱなしという人は、空きメモリーに余裕があるうちにデータ整理に取りかかるべし。最新技術を活用すれば、驚くほどラクに片づけられる。
■これからは整理しないで片づける「AI整理」の時代が来る!
〔写真整理〕
次世代iOSも対応。画像解析の進化で写真は撮るだけで自動整理される
◎撮りっぱなしでもOK。見たい写真だけ表示可能
データ整理の基本は、仕分けること。しかし今後、特に写真に関しては、自分で仕分ける必要がなくなりそうだ。
グーグルが「Googleフォト」で導入している写真解析技術では、写っている人の顔を自動的に認識。アドレス帳にその人の顔写真が登録されていれば、名前でも検索できるほか、写っているモノやシーンでも検索ができる。今秋公開予定の次世代iOSにも、同様の機能が搭載される予定で、撮りためた写真から日時、場所、人、写っているモノ、シーンなどで検索ができるようになる。検索の精度は機械学習によって、使えば使うほど向上する仕組み。つまり、今後写真は撮りっぱなしでOKになるというわけだ。
●次世代iOS 10の写真アプリは自動で仕分けてアルバムに
従来の撮影日時や場所に加えて、写っている人物の顔や写っているモノ、シーンなどを認識し、マップ上に表示したり、自動的にアルバムを作成できる機能が追加される。
●先行する「Googleフォト」では日々検索精度がアップ!
写真の自動解析技術で先行する「Googleフォト」では、機械学習によって解析精度が日々向上している。今すぐ使えるのでぜひ試してみよう。
〔音声検索〕
音声検索がPCでも標準に。検索性能&アシスタント機能の進化で整理不要になる
◎AI音声検索の進化でもうデータ整理は不要
写真同様、検索技術が向上すればデータ整理は不要に。その意味で今注目されているのが、Windows 10に搭載された「Cortana」や、いよいよMacにも搭載されることになった「Siri」のような、AI機能を持つ音声認識アシスタントだ。探したいデータの作成日時や種類、内容を声で指示するだけ。AIがさらに進化すれば、欲しいデータがより確実に取り出せるようになる。自ら手間をかけなくても、AIが勝手に整理してくれている。そんな時代はもう目の前だ。
●Macも「Siri」を搭載声で検索が可能に
音声検索では「今週見たファイルを出して」などと声で指示するだけ。該当のデータがより簡単に取り出せる。