「モテクリエイター」として、女性がモテるための情報をSNSで発信している、ゆうこすさん。いまでこそ多くのフォロワーを抱えるSNS成功者であるが、以前はファンよりもアンチの方が多いなど、失敗続きのSNSライフを送っていたという。それから数々の試行錯誤を経て、フォロワーが80万人を数えるほどまでになり、先日『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』(KADOKAWA)を上梓した。
本書には、SNSの「セカンドデビュー」を考えている人にも、ゼロからSNSを始めたいと思っている人にも役立つコツが数多くちりばめられている。そのうちベーシックでいますぐにでも始められる4つのポイントを、紹介したい。
●怒り、悲しみ、ネガティブの発信はNG!
ゆうこすさんは、それまで所属していたアイドルグループのHKT48を脱退後、単独イベントを自主開催するも、思うように人は集まらなかったという。ある日、(心配して次のイベントに来てくれる人が増えるのを期待して)「今日もファンイベントに来てくれた人が少なかった」とつぶやいたところ、これが完全に逆効果。脅迫まがいの動画が、立て続けに送られてくるなど、アンチの反応が過激化したという。
しかし、これは発信方法が悪かったと、ゆうこすさんは分析する。
「ネガティブなことばかりを発信していたから、ネガティブなものを引き寄せてしまった。怒りや悲しみなど、負の感情はアンチを作りやすいのです。なぜなら叩きやすいから」
ゆうこすさんによれば、情緒不安定だったり、同情を誘う投稿は、「わざわざ応援しにくい雰囲気を作っている」ようなもの。SNS界でネガティブな発信はしている人は割と多いが、これは百害あって一利なしと心得るべきだろう。
●自分のファンに向けて発信しない
ツイッターでしばしば見かけるのが、知り合いにしか通じない内輪的なネタの披露や、私信めいたやりとり。ゆうこすさんは、これを「見ても意味のないツイート」と呼ぶ。
「こんなツイートばかりが続くと、その人のことを知らない人はフォローしようとは思わないし、フォロワーもRTしようとは思わないので、拡散されません。結果、フォロワーは増えないのです」
これを防ぐには、見る側が投稿を見て、どんな気持ちになるかを考えることが大事。そう心掛ければ、知人しか理解できない、反応しようのない投稿は回避できるとする。