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ウィキメディア財団に「日本人はあまり寄付しないですね」と質問したら、熱い回答が返ってきた

2017.12.30

■ウィキペディアの誕生

 改めて説明すると、ウィキペディアとは世界最大の無料かつみんなで共有できる百科事典のことだ。誰でもいつでも投稿や編集が可能で、世界中合わせて4000万件以上の記事が掲載されている。毎月150億回以上の閲覧があり、世界で最も人気のあるサイトのひとつだ。

 ウィキペディアの歴史は浅い。誕生したのは、なんと2001年1月。その誕生を語るには、ウィキペディアの前身となった百科事典「ヌーペディア」を語る必要がある。

 ヌーペディアとは、専門家のみが編集する無料オンライン百科事典のことだ。その誕生は20世紀最後の年、2000年。いわゆる「2000年問題」への関心が高まっていた世間に応えるため、ラリー・サンガーは2000年問題のニュースをまとめたサイトを運営していた。しかし恐れていたような問題は起こらなかった。そこで新たなプロジェクトを模索するためサンガーが何人かにメールを送ったところ、ジミー・ウェールズが返信をした。

 その返信にはインターネット百科事典のアイデアが書かれてあり、「この百科事典が世界中の学校で安価に使われるようになることが私の夢です」と熱く語っていた。これがヌーペディア誕生のきっかけだ。

 しかしヌーペディアは、ウィキペディアのように誰でもいつでも投稿や編集ができるわけではなかった。専門性が高い故に参加資格が厳しく、編集プロセスも厳格で複雑であったため、ヌーペディアの記事は思うように数を伸ばさなかった。その状態を打開するため、ウェールズとサンガーは話し合い、新しいプロジェクトを開始する。「誰でもいつでも投稿や編集が可能」という新しい百科事典、ウィキペディアが誕生した。

 ウィキペディア開始当初は、ヌーペディアの記事の補足的な立場だった。しかし記事の数があっという間にヌーペディアを超え、2001年にヌーペディアから独立。正式にサイトの運用が始まり、やがて世界最大のサイトのひとつとなる。一方、ヌーペディアはその後も記事の数を思うように伸ばせず、2003年に閉鎖された。

 以上、ウィキペディアの誕生についてご紹介した。それではお待ちかね、次はウィキメディア財団から返ってきた回答をご紹介したい。

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