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ウィキメディア財団に「日本人はあまり寄付しないですね」と質問したら、熱い回答が返ってきた

2017.12.30

(4)日本ではウィキペディアンたちによる編集合戦が起きている。先日も某アニメの監督が「のけもの」にされ、某大手出版社のウィキペディアページが荒らされてしまった。このような闘いがたびたび起きており、まさに泥沼の展開。これは外国でも起きているのか? 財団はこのような事態をどう見ているのか?

 ボランティアエディターが記事の内容や構成に同意せず、ウィキペディア上でお互いの編集を繰り返し上書きすることは世界中で起きています。本来エディターはトークページを使って記事への変更を話し合い、記事をどうするのか合意を得てから編集するべきです。ウィキペディアには、編集バトル発生時に対処するためのメカニズムやプロセスがあります。例えば、ウィキペディア上のトピックに同意しないボランティアエディターは、他のエディターに頼んで、中立的な第三者として介入してもらうことが可能です。しかし大半のエディターは、ウィキペディア上で効果的に連携しており、百科事典を改良していくという意図を共有できていると思います。

 以上、筆者がウィキメディア財団にした質問とその回答をご紹介した。4つ目の「編集合戦」に関しては、財団としても頭を痛めているようで、回答をはぐらかされてしまったのが残念だった。外国で起きた有名な編集合戦の一例として、2015年のグラミー賞授賞式にてベックが年間最優秀アルバムを受賞し、それを不満に思ったビヨンセファンがベックのウィキペディアページを荒らしてしまった事件がある。このようなウィキペディア事件はたびたび起きており、もはや日常として受け止めるしかないのだろう。その度に駆り出されるウィキペディアンたちが不憫だが……。

■ウィキペディア上に「@DIME」を作りました!

 最後に、筆者がウィキペディア上に「@DIME」の項目を作ったことをご報告したい。あえて未完成で残しているので、読者のみなさんで編集し、記事を完成させてもらえればと願う。ただ、荒らすことだけはやめてほしい……。


https://ja.wikipedia.org/wiki/@DIME

取材・文=いのうえゆきひろ
通訳者=松澤友子

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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