■限定3000台のスペシャルユニットFOSTEX『FE88-Sol』
フォステクス『FE88-Sol』(1万2000円)は『FE108-Sol』のDNAを引き継いだ8.5cmフルレンジユニットである。デザインは2004年に限定発売された『FE88ES-R』に似ている。バックロードホーン用のユニットとして設計され高域が40kHzまで伸び、重さ584gの強力なマグネットが採用されていた。今回、登場した『FE88-Sol』は高域は30kHzまで、マグネット重量は584gと全く同じで周波数特性も似ている。振動板に使われるコーン紙はESコーンを2層抄紙した新設計で、軽量、高剛性で内部損失が大きいためクセが少なく、明るく張りのある中域、立ち上がりがよくキレのある高域と厚みのある低域の再生を可能にしたという。また、フレームには高剛性アルミダイキャストを採用して不要な振動を抑えている。バッフル開口径はφ90mmで『FE88ES-R』や『MG850』と同等である。磁気回路にはφ85mmのフェライトマグネットを2枚重ねている。
限定3000個で発売されたFOSTEX『FE88-Sol』はφ8.5cmと使いやすいサイズだ。
センターキャップは独自構造になっており高域特性を伸ばしている。
入力端子はファストン205金メッキ端子を採用。左右に分かれている。