■連載/メンズビューティー通信
プロテインより効果的!? 筋トレマニアも注目するHMBとは
「かっこいい筋肉をつけたい!」と思ったら、まずはプロテイン探し?
実は今、プロテインを飲むよりずっと効率的だという「HMB」に注目が集まっているのをご存じだろうか。
あるデータによれば、その効率は5倍以上にもアップするとか。
純度の高い国産の原料にこだわるHMBサプリメント「マッスルエレメンツ」などの開発に携わった株式会社SELMOREの渡辺沙緒里さんに話を聞いた。
筋肉までダイレクトに届く「HMB」とは?
筋肉を大きくするには、筋肉に負荷を与えてパンプアップ(筋肉の中の血液やリンパ液が増えてふくらむ現象)を起こすことが重要だと言われている。
またトレーニングをした後、脳からの指令で筋肉が修復され、より強化されていくことも、筋肉増大につながっていく。
これらの作用をサポートしてくれるのが、このHMBだ。
HMBとは、「β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸」の略。
筋肉づくりのために重要な栄養素となるアミノ酸の一種「ロイシン」の代謝物で、アメリカなどではすでにメジャーなサプリメントとして知られている。
通常、体の中にあるロイシンが代謝されないとHMBは作られないのだが、国が推奨する栄養バランスの良い食事をきちんととっている人でも、筋肉づくりに効果的な量の5%ほどしか得られていないという。
では、プロテインとはどういった違いがあるのだろうか。
プロテインは、飲んだ後にまずペプチドに分解され、それがアミノ酸に分解されてから筋肉に作用する。
しかしHMBの場合、飲めばそのままダイレクトに筋肉に作用。
「マッスルエレメンツ」の場合、1500㎎のHMBを含有する6粒で一日分の量がまかなえるが、これは一般的なプロテインに換算すると51杯分にも相当する。