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市場のプロに聞く〝名古屋の台所〟柳橋中央市場の歩き方

2017.12.19

 日本の大動脈、東海道新幹線により繋がる東京駅、名古屋駅、新大阪駅周辺は、都市の顔として個性的な発展を遂げてきた。

 中でも名古屋駅前は、1999年に竣工したJRセントラルタワーズをはじめ、大名古屋ビルヂング、シンフォニー豊田ビルなどの高層ビルが建ち並び、その進化に驚かされるばかり。名駅エリアを歩いていても、つい上を見てしまい、首が痛くなるほどだ。

 ところが……。高層ビルの谷間をわずか5分も歩くと、昭和の香り漂う喧騒の世界に遭遇する。名古屋、いや東海の台所と呼ばれる「柳橋中央市場」だ。

■近代的な街並みの中にある異空間

 朝7時。駅前の近代的なオフィス街はまだ静かだ。地下街を利用する人が多いのも理由のひとつだろうが、人の姿をあまり見ない。高層ビルと車だけが目立っている印象だ。

 しかし、少し路地に入ると様子は一変。いきなり道路狭しと並べられた発泡スチロール製トロ箱の山に遭遇する。そういえば魚の臭いも感じる。あらためて周囲を見渡すと、軽トラックが目につき、道行く人たちの長靴率とおやじ率も高い。正統派市場の風情そのものだ。

 

 柳橋中央市場は4000坪弱のエリアに約200店舗を要する、東海圏を代表する民間卸小売り市場だ。この“民間”というのが特長で、全国的に知られる築地は東京都中央卸売市場の正式名称からもわかるように公設。一方の柳橋中央市場は、明治時代後期に自然発生的に始まった万物問屋をまとめた形で開設という違いがある。

 市場で目立つ店は魚関連。近隣の三河湾、伊勢湾の幸はもちろんのこと、マグロや加工品に特化した店などもズラリ並ぶ。ほかにお茶や練り物、肉に野菜。市場ならではの食堂も点在する。

■プロはもちろん一般人の買い物もOK

 市場の中核をなすのは、マルナカ食品センタービル(中央市場総合食品センター)、中央水産ビル(名古屋中央市場水産物協同組合)、名古屋綜合市場ビル(名古屋綜合市場)の3つ。建物内には大小店舗が連なり、その間の通路をプロの料理人たちが足早に行き来し、キロ単位の買い物をしていく。

 5~7時くらいまでの早い時間はプロのための市場を感じさせるが、前述のようにここは小売市場という顔も持つ。築地でいうなら場外のような存在なので、プロの買い物が一段落した後の8~9時頃になると、食にこだわりのある一般人の姿が多くなる。

 なぜ一般人と分かるのかというと、理由はその買い方。プロは目指す場所に足早にやってきて「おはよー、今日は〇〇ある?」と単刀直入。短い時間で商いが成立する。一般人は市場内を歩く速度がゆったり。あちこちの店を覗きこみながら物色する姿が目立つ。その違いを見ているだけでも面白い。

 とはいえ、一般人が柳橋で賢い買い物をするにはある程度の経験と知識が必要だ。そこで、市場をよく知る人物にアドバイスをお願いした。

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