『人の味蕾も興奮するが、あの動物も大興奮!!』
実はオレ、鰹節削り器は持ってるのね。最近はホント使ってないけど。で、バブルの頃に買ったヤツだから1万近くした決して安くないヤツなのよ。おまけに微調整も自分で徹底的にして。それと、この削り器を並べてみました。
あ! 今写真見て気付いた。オレの削り器は板を枡目に組んで作ってあるじゃない? ところが山谷商店のはウォルナットの一枚木を削りだして作ってるわ。こりゃスゴイわ!! で、オレの削り器で削ったのがコレ!!
高級なヤツで削ったのを再度見せるとコチラ!
どう? 鰹節も削り始めなんで端っこの細い部分を削ったんだけど、オレのヤツで削ると、細切れっぽいのに、ウォルナット削りだし削り器で削った方は、面が広く削れてるんだよね。まぁ削ってる時の「シュコッ…シュコッ…」って音も良くてさ、削ってるそばから、イ~香りがしてくるんだよ、もう。これにはもうたまらずに一口パクッと削ったヤツをそのまんま口に放り込めば、これが!
「アミノ酸のかったまりッ!!」
もう本当に声出して言ったよ。そのくらいイノシン酸の旨味が凝縮してる。削った面も見てちょうだい!!
半年に渡るカビ付けと熟成で水分と脂分を削ぎ落した、ツヤツヤと飴色に輝くこの断面! さぁもうこれで料理しちゃおう!!
と、とりあえず撮影用に削った削り節をビニールパックに入れて、お湯を沸かしてたら…。
ウチのバカネコ・ビッ太(雄・18才)が、削り節の存在に気付いて強奪しかけやがった! ここはシャーナリスト魂でまずはシャッターを切りましたよ。いや、最初に本当の端の端を削った部分はあげようと思ってたの、ビッ太に。
だから皿にいれてあげたら、もう「早くくれ」と大騒ぎしまして。やっばり鰹節の良さは人間よりもネコのがわかるんですかね。
すごいでしょ、完全に目がイッちゃってますよ。せっかくだから、記事に載せようと、皿を届かない高さに保持しつつ写真撮ってたら……。
ジャンプして無理やり喰いだした!
18才の老猫をここまで興奮させ、元気にしてしまうとは……さすがはヤマキ・百年の想い!!