◎さり気なく感謝の気持ちを表わす一筆箋もおすすめです
上司への報告書。左の例のような中元・歳暮の添え状。請求書や食事のお礼、お詫び。ありとあらゆるビジネスシーンで活用できるのが一筆箋だ。
「1行目に宛名を書き、最後に署名で締める。一筆箋のルールはこれだけです。例えば上司への報告書も、一筆箋が添えてあるだけで、好感度が上がることは間違いありません」
亀井さんいわく、一筆箋の注意点は2点。ひとつは、1枚ですますこと。長くても2枚までが限度だ。ふたつ目は、イラストの上に文字をのせないこと。
「文章を短くまとめ、区切りよく改行すると、読みやすい一筆箋に仕上がります」
名前の印で印象を強めるのは、達人のワザ。使用した一筆箋は亀井さん監修の『大人のごあいさつ 一筆箋』(学研ステイフル)。
〈センスが光る一筆箋&手書きグッズ〉
日本橋「榛原(はいばら)」の一筆箋
432円
創業200年の和小物を販売する老舗「榛原」。和紙の温かみは、一筆箋にふさわしい。控えめな罫線も、文字の邪魔にならない。
MIDORIの『きれいな手紙が万年筆で書ける便箋』
518円
文字の中心線を意識して文章を書くことができる「罫線下敷き」や「ひらがなのお手本」の付録つき。字を上手に書けない人も使いやすい。
満寿屋(ますや)の「レターセット」
432円
明治15年創業の「満寿屋」は、多くの作家たちに愛された原稿用紙の専門店。独自に開発した紙で作られたレターセットや一筆箋も人気だ。
松島清光堂の封緘印
1296円
封書を閉じる際、「〆」などの封字を書くのもいいが、封緘印を押すと、礼儀を損なわず、グッと華やかになる。相手に印象づけるには最適だ
文/編集部
※記事内のデータ等については取材時のものです。