なぜ、牡蠣は"海のミルク"と呼ばれるほど栄養豊富なのか？

■牡蠣はビジネスパーソン向きの栄養が豊富！

　牡蠣には、体に良い栄養がたっぷり含まれていることも、「海のミルク」といわれる由縁だ。牡蠣に多く含まれる栄養素といえば、亜鉛やグリコーゲン、タウリンだ。特にビジネスパーソンにとって耳寄りなのは、疲労回復効果のあるグリコーゲンや、悪酔いや二日酔いを予防するというタウリンだ。また、女性の場合、亜鉛の美肌効果も決して無視できない。

　そんなビジネスパーソンにはぴったりの牡蠣。ぜひたっぷりと味わいたいものだが、実は牡蠣には美味しさや栄養価をアップする食べ方があるのを知っているだろうか？

■牡蠣の食べ方は生・フライだけじゃない！

　例えば、牡蠣に含まれるタウリンは熱に弱いため、生で食べるほうが効果が見込める。しかし、後ほど述べるが、生食は食中毒のリスクもあるので十分気を付けたい。また、亜鉛はビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなるため、牡蠣にはレモンを絞った汁をかけて食べるのがおすすめだ。

　最近では牡蠣を生で食べるだけでなく、かき小屋で行われているように網焼きにして牡蠣本来の味を楽しむ方法や、オイスターバーなどでバラエティ豊かな牡蠣料理として楽しむ方法がある。例えば、定番の牡蠣フライや牡蠣の炊き込みご飯、グラタンのほか、蒸し焼き、バター焼き、チーズを乗せたオーブン焼き、牡蠣パスタ、ガーリックオイルで煮込んだ牡蠣のアヒージョ、牡蠣のプリンなど、アレンジメニューは多様にある。ぜひ色々な食べ方で旬の牡蠣を味わってみよう。