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アース製薬研究所のマル秘エリアで繰り広げられるGとの仁義なき戦い

2017.11.25

ひと昔前は、丸めた新聞を片手に部屋中を走り回ったもの。しかし、近頃の殺虫剤は、シュッとひと吹きで見事に相手を倒せたり、丸い容器を置くだけだったりと、かなりスマートになった。そんな殺虫剤たちはどうやって開発されているのか。アース製薬研究所のスタッフに開発の裏話を聞いた。

第1回はこちら

■基礎研究だけで終わらない!

『ごきぶりホイホイ』や『アースレッド』で知られるアース製薬の研究所では、変化するライフスタイルや虫の生態系、利用者のニーズに合わせた製品開発のための研究が日夜行われている。

「研究所の役割として、虫の生態や殺虫剤の効果を調べる研究を行なっており、商品開発から生産、営業活動、そしてお客様の手に届くまでを考えた、わかりやすく、しかも使いやすい商品開発をしています」と話すのは、入社歴9年の浅井一秀研究員だ。


浅井一秀研究員。殺虫剤以にも園芸向けなど、幅広い商品を手掛ける。

生物研究棟の3階にある様々な商品の効き目を実験するのも仕事のひとつ。「当社は生活用品を開発する会社として、安心、安全、快適な商品であることを心がけています」

商品開発本部の浅井一秀研究員は、とにかくゴキブリが嫌い。撃退方法を調べるうちにアース製薬の『ブラックキャップ』という商品の存在を知り、それをきっかけに入社したという。


同じ系統の殺虫剤の効果を試験する様子。

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