チェックアウトの前に、滞在したガーデンデラックス以外の客室を見せてもらう機会があった。まずは1階のガーデンスーペリア。15m2のプライベートドッグラン、愛犬用シャワー付きのテラスがあるお部屋で、ガーデンデラックス同様、48m2の寝室とリビングルームは段差50cm、3段の階段の小上がりと家具で仕切られている。半円形の大きなバスタブが目を引くバスルームは窓からテラスを望むビューバス。解放感も抜群だ。入り口を入って手前のベッドルーム、リビングにスツールがあり、パウダールームの洗面台はふたつ。
つぎに見せてもらったのが、2階のフォレストテラスデラックス。最大3.6mの勾配天井と大窓が自慢の客室で、レイアウト、家具などは1階のガーデンデラックスとほぼ同じながら、フロアに一切の段差がなく、アート作品のようなチェア&テーブルが備わるウッドデッキのテラスから旧軽井沢のカラマツや栗の木が美しい借景をより高い位置から望むことができる。段差が苦手な犬は、エレベーターでアクセスできる2階のお部屋がむしろおすすめである。
そして最後に見せてもらったのが、レジーナリゾート初、全26室あるレジーナリゾート旧軽井沢に2部屋しかない、長期滞在にも向くスイートルーム(1階はガーデンスイート、2階はフォレストテラススイートと呼ばれる)。客室の広さはなんと日本の愛犬同伴型リゾートホテル最大級の85m2!! ドアを開け、廊下を進むと右手前に全米高級ホテルシェアNO.1に導いた、サータ社最高峰のiシリーズのベッドが2台置かれ、銀座の上質睡眠専門店oluha製の、ひとつ2万円の羽毛とスフレウレタンフォームを絶妙に組み合わせた枕が用意された独立したベッドルームがある。
L字の廊下を抜けるとそこは長期滞在にも向くダイニングテーブルが置かれた、イタリア・ビアレッティ社のエスプレッソマシンと、宮内庁御用達の珠屋小林商店にて特別焙煎(ばいせん)されたコーヒーなどが用意されたダイニングルーム(ここまでバリアフリー/全室に珠屋小林商店のコーヒーと、世界の5つ星ホテルでも使用されるドイツのロンネフェルトの紅茶を用意)。その横がパウダールームと円形の大きなバスタブがある、5.5m2のテラスを眺められるビューバスルームである。
そして段差約50cmの階段を3段上がるとリーン・ロゼのソファが置かれた広々としたリビングルーム。そこからウッドデッキ付きのプライベートウッドチップドッグランへと続いている。もう、素晴らしすぎて感動しかない愛犬同伴型リゾートホテル最上級のスイートルームである。