■頭脳系ワークと肉体系ワークで選ぶべき間食が異なる!?
ぜひとも注意したい間食選び。仕事のパフォーマンスや効率を上げるためにも、ぜひ賢く選びたい。吉田さんによれば、頭脳系ワークか肉体系ワークかで、摂取すべき間食が変わってくるという。
●頭脳系ワーカー向けの間食
「一日中、頭を使うお仕事の方は、どうしても脳の栄養として、糖質が必要になります。
そんなときは、かたい飴のように、途中で噛み砕けないもので、ゆっくり食べる必要のある糖質の多い間食を補給するといいでしょう。すると、空腹物質である遊離脂肪酸は、分泌が止まります。
ただし、飴をバリバリ噛んで食べるのはNG。また、1個あたり10kcalほどしかなくても、何個も食べたらカロリーオーバーに。
飴を舐めて脳に栄養が行き渡った後は、かみごたえのあるもの、腹もちするものを、摂取してOKなカロリーの範囲内で摂ると良いですね」
おすすめ間食:干し芋、スルメ、するめスティック、ナッツ+ヨーグルト、寒天、ごぼうチップス、かたいせんべい、グラノーラバーなど
●肉体系ワーカーの間食
「肉体系の仕事の人は、タンパク質と食物繊維を中心に間食で補給しましょう。
人に必要なタンパク質の量は、通常、体重1kg当たり、1gですが、肉体系の仕事の人やアスリートは、体重1kg当たり、2gは必要です。
タンパク質といえば肉ですが、必要かつ十分な量を摂るには相当量を食べなければならず、大変。もちろんカロリーも気になるところです。また、タンパク質は食べてすぐに、糖質ほど一気に血糖値が上がらないので、瞬間の満足度が甘いものに比べると低いです。そのため、食べすぎてしまうことを防ぎ、しっかり消化できるよう、よく噛むことのできるものがオススメです。
タンパク質だけでなく、食物繊維もしっかりとることで、脂の吸収を抑え、便秘を防ぐ効果も期待できます」
例:ゆでたまご、サラダチキン(鶏胸肉)、スモークチキン、スルメ、するめスティック、わかめチップス、かにカマ、さけるチーズなど
ぜひこれらの間食選びのポイントや注意点を踏まえて、毎日の間食を健康・ダイエット志向で選んでみよう。
取材協力/NPO法人フィットネスビューティ100 代表 吉田 真理子さん
一病息災でも健康な体を維持するトレーニング方法を指導
痛みや怪我を抱えていても、それを解消する最適なトレーニング方法を指導。グループ指導だけでなく、パーソナルトレーナーとしても活躍。近年は「シニアフィットネスの専門家」として各方面で活動を拡大中。
膝痛腰痛肩こり改善長生きフィットネス.com
http://xn--w8jl9nxdwepc9a2b3d8636czdsbq41by8ba4062b6uc2va227z.com/
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。