■仕事中、空き時間にオススメの間食5つ
そこで吉田さんに、おすすめ間食を具体的に5つ挙げてもらった。
●ナッツ
カロリーは高めなので食べ過ぎないように。1日20粒程度がめやす。
●スルメ
脂質と炭水化物がほぼ0にもかかわらず高タンパク。
●ヨーグルト
たんぱく質が豊富な上に、乳酸菌によって腸内環境が整えられる。ただし砂糖入りのものではなく、無糖のもの、もしくはハチミツ・オリゴ糖を使ったものが良い。
●寒天
食物繊維たっぷりで腹もちも良い。
●和菓子
羊羹(ようかん)や団子など。ただし、クリームあんみつやホイップあんぱんなどの、クリームや油が入ったものは避ける。洋菓子と同等になるため。
吉田さんによれば、その他、干し芋や高カカオ配合チョコレート、チーズなども、適量であればおすすめだという。
■間食選びの注意点
この間食選びをもっとマスターするために、現場で指導を行うフィットネスインストラクターの立場から、吉田さんに間食選びの注意点を教えてもらった。
●砂糖と油の同時摂取に注意
「砂糖と油の同時摂取は太るもとです。糖分を摂ると、インスリンが分泌されて『脂肪を合成するぞ~』というモードに入ります。そこに脂肪が投入されると、普段以上に脂肪を合成して体に溜め込んでしまいます。洋菓子のケーキ類は揚げパンなどはもちろん、砂糖の多いチョコレートなどにも気をつけましょう」
●ドライフルーツやグラノーラは砂糖に注意
「日本のドライフルーツは砂糖漬けになっていることが多いため、注意が必要です。一見ヘルシーそうに見えるグラノーラも、大量の砂糖が含まれているものも多いので、成分表示をよくチェックしましょう」
●飲み物にも注意
「ペットボトルのジュースやコーラ、クリームてんこ盛りのフラペチーノなどは、おやつの定番ですが、健康的な間食との組み合わせや間食そのものにするのはNG。
ドーナツと甘いホットドリンクなどの組み合わせは、まさに太りやすい砂糖と油のカップリングです。また、カフェの甘いラテなどは200kcalを優に超えるため、間食としてもNGです。
これらを摂取すると、血糖値は急上昇、その後インシュリンの大量分泌により血糖値の急降下が起こり、眠くなるわ、あとでかえってお腹が空くわで良いことはありません。
せっかくヘルシーな間食を選んでも、飲み物で台無しにしないように気をつけましょう」